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ヒューマンインターフェース

  1. 授業の目標

ヒューマンインタフェースとは、人とシステムの接点を意味し、人とシステムのインタラクションを円滑にすることを目的とする。本講義では、人間のコミュニケーションに重要な役割を果たす自然言語を計算機で取り扱う手法(自然言語処理)を中心に、ヒューマンインタフェースの基本概念と要素技術、応用技術の概要を理解することを目標とする。以下に最低限の理解目標を示す。(1)自然言語処理の目的と応用分野を説明できる、(2)自然言語処理の要素技術について、それぞれの目的と代表的な解析法の概要を説明できる、(3)ヒューマンインタフェースの定義、目的を説明できる、(4)各種インタフェースの概要を説明できる。

  • 授業の概要

第1-3週で自然言語処理を概説する。第4・5週では辞書およびコーパスについて概説すると共に、辞書検索プログラムを作成してもらう。第6-9週は形態素解析について概説し、コンピュータと人間をつなぐ身近なインタフェースである仮名漢字変換プログラムを作成してもらう。第10-11週では構文・意味・文脈解析を概説する。第12週以降は、ヒューマンインタフェースの定義と目的、各種のインタフェースについて概説する。

  • 授業の方法

講義は電子化資料(PowerPoint、講義HP)を利用して行う。講義内容の理解を深めるために、最低3回の課題レポートを課す。レポートは進捗・理解状況に応じて増やす。

  • 成績の評価
    • 期末試験(70%)と課題レポート(30%)で総合評価し、目標達成が確認できた者を合格とする。
  • 受講上の注意
    • データ構造とアルゴリズム、情報数学、情報理論、プログラム言語論などの知識を必要とする。講義に関する連絡はHP(最初の講義で連絡)にて行う。演習時にノートパソコンを利用するので、指示に従って準備すること。やむを得ず欠席する場合は事前連絡を必須とする。