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horiday blog

2009/7/7

[felica] pasori を使って fcf フォーマットから ID,氏名を抽出する

私の職場の ID カードは 1 年ほど前から非接触型のカードになりました.

職場の知り合いから「カードから ID と氏名を抜き出すプログラムを作って」と言われたので,さっそく USB 接続のリーダ pasori を買って試してみました.ここではその方法をまとめておきます.私は cygwin + Windows XP で試しました.

調べてみると,felicalib を使ってカードの情報が dump できるらしいので, felicalib を入れてみました.

felicalib と一緒に配布されている FelicaDump.exe を cygwin 経由で実行すると,下記のようになぜか失敗しました.

% ./FelicaDump.exe
Polling card failed.

Windows 上のコマンドプロンプトで FelicaDump を実行すると,出力されたので環境変数を調べてみると,下記を PATH に入れていないと FelicaDump は実行できませんでした. felicalib は felica.dll を叩くと書いてあったので felica.dll が PATH に入っていないとダメでしたね.

# FelicaDump を実行するには下記を PATH に追加する必要あり
/cygdrive/c/Program Files/Common Files/Sony Shared/FeliCaLibrary

felica.dll の場所を PATH に入れると下記のように無事カードの情報を取得することができました.

% ./FelicaDump.exe
# IDm: 01 XX XX XX XX XX XX XX
# PMm: XX XX XX XX XX XX XX XX

# System code: 80DE
# Number of area = 9
# Area: 0000 - FFFE
# Area: 0040 - 07FF
# Area: 0800 - 0FBF
# Area: 0FC0 - 7FFF
# Area: 1000 - 17BF
# Area: 17C0 - 7FFF
# Area: 3380 - 33BF
# Area: 8000 - FFFE
# Area: C800 - C83F
# Number of service code = 33
# Serivce code = 0048 : Random Access R/W (Protected)
# Serivce code = 004A : Random Access Read only (Protected)
004A:0000 00 FF XX XX XX XX XX XX XX XX XX XX XX XX XX XX
(snip)
..........

次はここから ID と氏名の抽出なのですが,felica fcf のフォーマットであることはわかっているのですが,どこにどのように入っているかさっぱりわかりません.FCF Felica 共通利用フォーマット 推進フォーラムを見ても技術的なことは一切ないので困りました.

とりあえず下記のようなコードを書いて,全サービスコードの値を出力したのですがどうも ID と氏名はありません.

#!/usr/bin/env perl
# hoge.pl
# usage:
#  FelicaDump.exe | hoge.pl
use strict;
use Data::Dumper;
while (<STDIN>) {
  if (.{4}:.{4} (.*)/) {
    my $buf = $1;
    my @buf = split /\s/, $buf;
    my $value = pack ("H*", @buf);
    print Dumper $value;
  }
} 

カードに関するもう少し細い仕様をもらおうかなと考えていたときに,他のひとのデータと差分を取れば,どこが ID で氏名なのかがわかると思い,他人のカードを借りてその人のデータを FelicaDump で出力しました.

私のカードの情報と他人の情報を diff で比較すると,何か所か ID と氏名だけの差分じゃないかと思える Service code がわかりました.

 # Serivce code = 090F : Cyclic Access Read only
-090F:0000 19 07 00 00 XX XX XX XX 00 00 00 00 00 00 XX C0 
+090F:0000 19 07 00 00 XX XX XX XX 00 00 00 00 00 00 XX C0 
@@ -6469,1037 +6469,1037 @@
 # Serivce code = 1A8B : Random Access Read only
-1A8B:0000 XX 31 XX XX XX XX XX XX XX XX 00 00 00 00 XX XX 
-1A8B:0001 XX XX XX XX XX XX 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 
+1A8B:0000 XX 31 XX XX XX XX XX XX XX XX 00 00 00 00 XX XX 
+1A8B:0001 XX XX XX XX XX XX XX 00 00 00 00 00 00 00 00 00 

ということで Service code 1A8B の 0001 と 0002 について,下記のように pack してみると...

  # $str には XX XX XX XX XX XX XX 00 00 00 00 00 00 00 00 00 
  # みたいな値が入ってます
  my @data = split /\s+/, $str;
  for (my $i = 0; $i < @data; $i++) {
    $name .= pack "H2", $data[$i] if ($data[$i] ne '00');
  }

無事 ID と氏名が抽出できました.私の職場では氏名はなぜか半角仮名で入っていました...

% perl felica-dump.pl ./myid-dump.txt |nkf -e
$VAR1 = 'XXXXXX54';
$VAR2 = 'ホリ ナマエ';

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