2014/01/21
■ [diary] IT リテラシーが低いから
先日ネットのニュースを見ていたら,下記の記事を発見しました.
だが、それにしても「iPhoneシェア7割」という数字は圧倒的だ。ほかにも日本特有の事情が潜んでいないだろうか。角川アスキー総合研究所主席研究員の遠藤諭氏に聞くと、考えられる要因を挙げた。まず、欧米と比べて日本のユーザーはITリテラシーが低いとの指摘だ。欧米の学校におけるIT教育の素地は、日本とは比べ物にならないという。そのため、スマホ入門者にとっては比較的操作がしやすい iPhone に流れるのではないか、と推測した。
記事では iPhone のシェアが高い理由についてまとめられているのですが,私は IT リテラシーが理由にされているのが気になりました.
私は大学で情報リテラシーという講義を担当していて,この講義の名前の「情報リテラシー」というのは今時のキーワードでありながら,皆が考えている内容にズレがあるように思っています.
以前職場で「ほげほ学部の学生は大学のメールサービスを利用している率が高いのは,情報リテラシーが高い」みたいな議論(多分)があったのですが,このときも違和感を覚えました.
大学にしかコンピュータやネットワーク環境が無かった時代から,いまや皆が LINE を使ってコミュニケーションしたり,スマホでゲームばかりをしている時代ですので,コミュニケーションツールとしての大学のメールサービスの利用率を上げる意味がどこにあるのか,そしてそれはどんなときになんだろうかという考えました.
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